普段の食事に食物繊維が不足している人は、どの食物繊維サプリを摂取しても腸への良い影響が期待できることが、米デューク大学のLawrence David氏らの研究で示された。この研究結果は「Microbiome」7月29日号に発表された。
食物繊維は便通を良くする栄養素として広く知られている一方で、腸内細菌叢の構成にも大きな影響を及ぼしている。腸内では細菌が食物繊維を分解する際、大腸の細胞の主な栄養源となる短鎖脂肪酸が産生される。短鎖脂肪酸は、代謝や免疫防御といった重要な機能の調節にも関わっている。しかし、数ある食物繊維のサプリメントの中で、何が腸内細菌に対する作用が他よりも優れているかどうかについては明らかになっていなかった。
David氏らは現在広く使用されている3種類の粉末タイプの食物繊維サプリが腸内細菌叢に与える影響について調べた。研究に使用したのは、①イヌリン(チコリの根から抽出される食物繊維)、②小麦由来のデキストリン(Benefiberの商品名で販売されているサプリ)、③ガラクトオリゴ糖(Bimunoの商品名で販売されているサプリ)の3種類。1日当たりの用量はイヌリンと小麦デキストリンが9g、ガラクトオリゴ…
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