秋田県内で薬局などを展開する企業と秋田市のホテルが、食物繊維を多く含むパンを共同開発し、21日に記念イベントが行われた。
新たに開発されたのは、全粒粉を使った食パンともち麦を使ったロールパン。
秋田県内で薬局などを展開するサノ・ホールディングスと秋田市の秋田キャッスルホテルが、約1年かけて開発した。
全粒粉やもち麦を原料にすると、パンを膨らませる「グルテン」が不足し、味や食感が損なわれてしまいがちだが、配合の割合や発酵度合いなど試行錯誤を重ね、おいしさと栄養を両立した。
一般的なパンと比較した食物繊維の含有量は、食パンが約2倍、ロールパンが4倍以上となっている。
株式会社サノ・佐野宗孝代表取締役:
「当社の薬局に栄養相談に来られる患者さんの多くは、食物繊維が不足している方が非常に多いという印象。このパンで手軽に食物繊維の不足分を補ってもらいたい」
食物繊維を多く含んだパンは、秋田キャッスルホテル内のベーカリーで21日から販売されている。
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