砺波高校(砺波市)の文化祭「砺高祭」で二十九日、制服変更を目指す生徒会が新しい制服へのイメージが湧くよう、制服ファッションショーを催した。
一〜三年生の男女四十八人がモデルになり、男女の夏服、冬服各十二着を披露した。ブレザーとプリーツスカートなど、深緑やストライプなど色柄も多様な制服を着てポーズをとった。生徒会役員のインタビューに「在学中にこんな制服を着たかった」「刺しゅうがおしゃれ」などと語った。全校生徒の半数を超える二百四十人が見学した。
同校の制服は男子は学ラン、女子は四つのひだがあるスカート。女子は約六十年前に就職後も着続けられるとセーラー服から変えて以降同じで、前年度の生徒会がデザイン性や機能性の問題から変更を学校に要望した。学校は早ければ二〇二二年度入学生からの変更に向け検討を始めた。
ポロシャツの夏服を着たモデルの一年大西啓輝さん(15)は「着心地はいいが、胸ポケットがあるといい。自分は学ランのままでいい」。生徒会会計の二年遊部叶子さん(17)は「おしゃれでかわいい制服に変えたい。自分たちが着られなくても、未来の砺波高生が楽しくなればいい」と話した。 (松村裕子)
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