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<コロナと生きる@いばらき>天心ゆかりの文化財保全を 「五浦コヒー」で活動応援 - 東京新聞

ドリップバッグ式の「五浦コヒー」と、岡倉天心らのキャラクターを描いたポストカード

ドリップバッグ式の「五浦コヒー」と、岡倉天心らのキャラクターを描いたポストカード

 茨城大(本部・水戸市)とサザコーヒー(本社・ひたちなか市)は、新型コロナウイルスの影響で入場料収入が大幅に落ち込んでいる五浦(いづら)美術文化研究所(北茨城市大津町五浦)の文化財保全活動を支援しようと、共同開発した「五浦コヒー」の販売収益を役立てる取り組みを始めた。購入者には美術文化研に無料で入館できるポストカードを贈り、来場者増にもつなげる。(宮尾幹成)

 五浦は美術思想家・岡倉天心(一八六三〜一九一三年)が終(つい)のすみかとし、横山大観、菱田春草ら後進を育てた土地。茨城大が管理する美術文化研は、天心ゆかりの文化財の保全・研究拠点で、太平洋に臨む場所に天心が自ら設計した六角堂などは観光スポットとして親しまれている。

 美術文化研は入場料収入を文化財保全の重要な財源としてきたが、今年はコロナ禍で四月中旬から六月初めまで閉館。再開後の六月の来場者も、昨年の半分近くに減ったという。

 「五浦コヒー」は、天心が日本の茶道を欧米に紹介するため英語で著した「茶の本」に着想を得て、二〇一六年に茨城大とサザコーヒーが共同開発した。天心がたびたび訪れた米国・ボストンの知識層に好まれた浅いりのブレンドコーヒーを再現。商品名はネーティブの発音に近い「コヒー」としている。売り上げの一部を美術文化研の文化財保全や研究に充てる。

 一箱(ドリップバッグ五袋入り、税込み九百円)購入するごとに、明治時代を舞台とした人気アプリゲーム「明治東亰恋伽(とうきょうれんか)」に登場する天心、大観、春草のキャラクターを描いたポストカードを進呈。十二月二十七日まで、美術文化研の無料入館券として使える。

 茨城大広報室の山崎一希さんは「美術文化研は県北の観光や文化発信にとって重要な存在。天心の世界を感じながら支えていただければ」と呼び掛けている。

 「五浦コヒー」はサザコーヒーの本店、水戸駅店、水戸京成百貨店店、茨城大ライブラリーカフェ店(現在は休業中)、大洗店の五店舗とオンラインショップで取り扱っている。

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