
白壁の町家が残る福岡県八女市で、八女商工会議所などが空き家だった町家を分散型のホテルに再生する計画を進めている。4月にも2棟計7室が開業する。伝統的な建物に高級ホテル仕様の設備を整え、八女茶など地元食材にこだわったレストランも併設する。関係者は「観光の起爆剤にしたい」と期待を込める。
市中心部の福島地区には江戸時代から昭和期に建てられた白壁の町家などが260棟残り、2002年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。
ただ人口減少や老舗の後継者不足で空き家も増加。NPO法人などがカフェや雑貨店、ゲストハウスに活用した例もあるが、現在23棟が空き家となっている。
ホテルとなる2棟は造り酒屋「福島酒造」の母屋だった2階建てをメイン棟とする。中庭には現在も使用中の酒蔵がある。客室は3部屋。地元食材のフランス料理店を併設、宿泊客以外も利用できるようにする。別棟は徒歩約10分の旧「大坪茶舗」で4室を設ける。
客室は43~87平方メートルと広め。ベッドとひのき風呂を備える。料金は2人1室で1泊素泊まり2万5200円から。2食付き4万8400円からの予定。
レンタル用の1人乗り小型電気自動車3台も導入。公共交通機関が乏しく、昔ながらの狭い農道が残る八女市内を、宿泊客が移動しやすいよう便宜を図る。
八女商議所は人口減による経済先細りに危機感を持ち、昨秋、会員の事業主らが出資し地元の観光サービスを担う会社「八女タウンマネジメント」を設立。国の補助金も含む3億4200万円をかけ町家再生に着手した。運営は当面、古民家再生ホテルに詳しいバリューマネジメント(大阪市)が担い、徐々にノウハウを八女に移転する。
八女商議所の山口隆一会頭は「八女の武器は伝統ある町並み。八女に来てもらうきっかけになる食と宿泊の拠点にしたい」と話す。 (丹村智子)
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February 04, 2020 at 04:02AM
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白壁の町家をホテルに再生 八女市に今春2棟開業、レストラン併設 - 西日本新聞
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