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【県文化振興財団50年】県民に元気と感動を(7月25日)(福島民報) - Yahoo!ニュース

 県文化振興財団は設立五十周年を機に、新たな活動理念として「『文化の力』で、元気と感動を。そして、心豊かなふくしまを。」を掲げた。多様化する社会の動きを踏まえ、財団の役割を明確にしようと見直した。文化が根差した活力ある県土づくりに向け、事業活動のさらなる充実を望む。  これまでの理念は十三年前の二〇〇七(平成十九)年に定めた「私たちは、“ふくしまの文化活動を盛んにし、心豊かな未来づくりに貢献します。”」だった。職員の目線で目指すべき姿を示したが、新理念は県民と思いを共有する姿勢を打ち出す表現とした。冒頭の「文化の力」は「人を感動させ人間性を養う力」「地域の連帯感や一体感を醸成する力」「地域の魅力や価値を高める力」を指す。  理念を踏まえ、果たすべき使命も改定した。(1)多くの人々が集い、多様な文化に触れ、学び、創造する場を提供する(2)ふくしまの文化を未来につなげ、大切にする心と人を育てる(3)ふくしまの文化を広く発信し、活気と魅力ある地域づくりに貢献する-とした。文化活動を地域づくりに生かす視点などが加わった。ぜひ、県民と一緒に地域文化を育て上げたい。

 財団は現在、福島市のとうほう・みんなの文化センター(県文化センター)と県歴史資料館、白河市の県文化財センター白河館「まほろん」を管理運営し、演奏会や芸術文化体験などの自主事業も繰り広げている。埋蔵文化財の発掘調査、文化活動に対する助成、顕彰にも力を入れる。今後は理念と使命に基づき、芸術文化支援と情報発信の強化を図る方針だ。  手始めに、新型コロナウイルスの影響で苦境に立つ芸術文化の担い手を支える事業を提案したい。ふくしまの文化を未来につなげる、という使命の一つにも合致する。金沢市は芸妓[げいぎ]に稽古代の名目で援助金を支給している。愛知県は若手作家の美術品購入費を増額した。全国で自治体による支援は広がるが、福島県の動きはなかなか見えない。地域文化のけん引役として財団の手腕に期待したい。  新型コロナは財団の運営にも暗い影を落とす。自主事業の財源となる施設利用料の収入が大きく落ち込んだ。回復の見通しは立たず、今後の活動が制約を受ける恐れがある。そうなれば、あおりを受けるのは県民だ。新たな財源の確保が急務となっている。そのためにも県と連携し、振興策の安定化を模索すべきだろう。新理念の実現にも欠かせない。(角田 守良)

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July 25, 2020 at 07:01AM
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