松平家忠は徳川家康の一門である深溝(愛知県額田郡幸田町深溝)松平家の第四代当主。長篠の戦いなど多くの合戦に参加した他、多数の城普請にも従事し、主君である家康を支えた。家康が江戸に移ってからは忍(埼玉県行田市)・上代(千葉県旭市)・小見川(千葉県香取市)などを本拠としたが、関ヶ原の戦いの前哨戦となった伏見城の戦いにおいて西軍の攻撃を受けて討ち死にした。
『松平家忠日記』は、戦国武将のものとしては非常に希少な自筆日記。その日常生活や合戦での様子とともに、家康が天下人として成長していく過程が家臣の視点からリアルタイムで記されている。
2019年には駒澤大学禅文化歴史博物館で企画展が実施された。
今後、『松平家忠日記』をはじめ、新たに指定された国宝・重要文化財は、東京国立博物館で4月21日(火)~5月10日(日)に開催される「令和2年新指定国宝・重要文化財」展で公開される予定。
●『松平家忠日記』
徳川家康の一族である松平家忠(まつだいら いえただ 1555~1600)の自筆の日記。全7冊。天正5(1577)年10月から文禄3(1594)年9月頃までに至る18年間、家忠23歳から40歳までの記録である。家康に関する一次史料で、信長、秀吉なども登場し、戦国時代の政治、経済、社会、文化面に関する幅の広い記録で、武家の自筆の日記として重要である。
全文画像は駒澤大学図書館電子貴重書庫( https://ift.tt/2QUC1n9 )で公開されている。
(参考記事)
・駒澤大学禅文化歴史博物館が企画展「家康を支えた一門 松平家忠とその時代 -- 『家忠日記』と本光寺 -- 」を11月13日まで開催中
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March 29, 2020 at 05:00AM
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駒澤大学図書館所蔵『松平家忠日記』が国の重要文化財に指定 -- 徳川家康を支えた戦国武将の貴重な自筆日記 - 大学プレスセンター
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