南砺市文化財に指定された室町時代末期の白山曼荼羅=同市上梨で |
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南砺市教委は二十五日、室町時代末期の「白山曼荼羅(まんだら)」など五箇山の白山宮(同市上梨)の信仰関係資料二十五件六十九点を市文化財に指定したと発表した。指定は二十四日付。
白山宮は五箇山の白山信仰の拠点の一つ。肉筆の白山曼荼羅は石川、福井、岐阜の三県の山麓の寺社に十六点が伝わっているが、富山県では初確認。昨年五月に地元の旧家から見つかった。神仏が一緒に描かれているのに加え、美濃側の山麓までが描写され、他に類例がない。
このほか、木彫の平安時代の地蔵菩薩(ぼさつ)座像、室町時代の随神座像、狛犬(こまいぬ)各一対、銅版を打ち出して作った懸仏(かけぼとけ)など。祭祀(さいし)具、奉納品を含め、中世からの信仰の歴史がうかがえる。
(左上から時計回りに)室町時代の木造の狛犬、随神座像、平安時代の地蔵菩薩座像=同市上梨で |
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白山宮関連では本殿(国重要文化財)、本堂を覆う鞘(さや)堂(国登録有形文化財)に次ぐ文化財指定。いずれも上梨区所有で、この日、松本謙一教育長が同宮舞殿で沼前三樹雄区長に指定書を手渡した。
今回の指定文化財は鞘堂で一部見学できる。白山曼荼羅は三十三年に一度の例大祭(ことし五月に実施)で開帳する。(山森保)
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December 26, 2019 at 03:10AM
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白山曼荼羅など南砺市文化財に 白山宮信仰資料 25件69点 - 中日新聞
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