食物アレルギーのある子もない子も、安心して一緒に給食を食べてもらおうと、愛知県小牧市は11日、市内の小中学校でアレルギーのもととなる食材を取り除いた給食を提供しました。
小牧市は、食物アレルギーのもととなる小麦や卵、それに牛乳などのアレルゲン28品目を完全に除去したメニュー、「ユニバーサル給食」を考案し11日、市内のあわせて25の小中学校で提供されました。
このうち、味岡小学校では肉やりんごを使わないハヤシライスに、魚のすり身でつくったナゲットなど、4つの献立が提供され、6年生の子どもたちは、まず、栄養教諭からの説明を聞いたあと、さっそく「ユニバーサル給食」を楽しんでいました。
小麦と卵の食物アレルギーがあることから、ふだんは毎日、弁当を持参しているという女子児童は、「いつも食べているような慣れている味だったので、ふだんとそんなに変わらず食べることができたし、みんなと一緒に給食を食べることができてうれしかったです」と話していました。
また、別の児童は、「クラスにアレルギーの子がいるので、みんなで給食を食べることができてよかったです。とてもいい取り組みなので、全国に広がっていけばいいなと思います」と話していました。
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