「次世代の肉」として注目される植物肉のベンチャー企業ＤＡＩＺ社がタイの食品企業へ原料の供給を始めました。ＤＡＩＺ社が本格的に海外への販売を行うのは初めてのことです。
ＤＡＩＺ社は２日、タイのバンコクに本社がある財閥系の食品関連企業ＬＯＴＴＯＦＯＯＤへ植物肉原料の販売を始めたと発表。
ロトフードは、ＤＡＩＺ社の原料を元にとんかつやハンバーグ、ソーセージなどの商品を企画し５月中にタイ国内での販売を始めるということです。
ＤＡＩＺ社からの原料供給量は年間３０トン前後を計画しています。
ＤＡＩＺ社によりますと、近年タイでは日本やＥＵの大手食品会社との合弁企業が多く誕生。
消費者の植物肉への理解も高く、大きな需要が見込めるということです。
ＤＡＩＺ社は、日本国内での生産量を現在の５倍に当たる年間２万トンへと増やす方針で新工場の建設も明らかにしています。
当初は来年中の稼働を目指していましたが、ウクライナ情勢による資材供給の遅れなどが原因で操業開始は２０２４年の夏にずれ込む見通しです。
また新工場には研究所が併設されることが新たに明らかになりました。
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