国の登録有形文化財に認定されている会津若松市の竹細工店「竹藤」は24日、修復した母屋でカフェ「たけとう茶屋」をオープンした。城下町を支えた商人らの文化が感じ取れる新たな観光スポットとして期待されており、14代当主の次女で、修復に携わった笠間和歌子さん(47)=猪苗代町=は「たくさんの人が足を運ぶ場所にしたい」と意気込んでいる。
竹藤は1624(寛永元)年に創業、竹問屋として栄えた。1841(天保12)年に建てられた店舗と、明治初期に建築されたという母屋などが現存している。現在では「会津最古の商家建築」とされ、店舗では竹細工などを販売している。
だが、当主が高齢となり、建物の傷みも激しく、存続が危ぶまれる状況だった。そんな中、笠間さんが紡いできた歴史を守りたいと修復を買って出た。
笠間さんがクラウドファンディングで資金を募ると、目標を上回る約280万円が寄せられた。県の補助金も受けて、昨年12月から工事に着手した。修復では傷んだ部材を取り換えるのではなく、なるべく修理して再利用した。敷地内の蔵に残されていた竹も活用し、建物内にあしらうことで、竹材を取り扱ってきた商家にふさわしい雰囲気を醸し出した。工事中には、店舗2階から会津藩士武井柯亭の書と画家吉川緑峰の日本画が見つかった。座敷のふすまとして飾っていたとみられることから、元の場所へと戻した。
母屋では当面、笠間さんがカフェを開くが、今後、座敷や厨房(ちゅうぼう)をイベントを開く団体などに貸し出し、テナントも募集する考え。笠間さんは「ここにあった歴史を多くの人に感じてほしい」と話している。営業時間は午前11時~午後4時。水、木曜日定休。
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May 25, 2020 at 07:18AM
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