
出版不況やインターネット書店の台頭により世界各国で書店が消えゆく中、中国ではカフェなどを併設した「ライフスタイル提案型」の大型書店が急増している。雑貨や衣類も取り扱い、会員制交流サイト(SNS)映えする洗練された内装が特徴。読書会やコンサートなど文化イベントを企画し、カップルから家族連れまで幅広い客層の人気を集める。
鏡張りの天井に、図書館のような多目的スペース-。「最も美しい書店」(中国メディア)とも称され、北京など中国全土に約30店を展開する「鐘書閣」。2013年に上海市で開業し、文学や社会科学書を中心に展開する。
同市に構える徐匯店は約1750平方メートルを誇り、昨年は作家による文学講座や絵本の読み聞かせなど計150のイベントを行い、週末の来店客は3000~5000人に上った。
業界報告書によると中国では昨年、新たに約4000の書店が開業し、計7万超となった。「西西弗書店」や「言幾又」など競合書店は多く、近年はショッピングモールへの出店が相次いでいる。豪華な書店は施設の格を上げ、集客にもつながることから不動産開発業者がテナント料を減免するためだ。
書店増加の背景には、文化強国を目指す習近平指導部が「全民閲読(全国民読書)」運動を推進し、地方政府が補助金や税優遇などの支援策を講じていることもある。
経済発展に伴い、中国の消費者ニーズは「モノからコトへ」と変わりつつある。鐘書閣徐匯店の朱兵・店長は「内装デザインの美は一時的なものにすぎない。生き残るには読者を引きつける選書とサービスが重要だ」と話した。(共同)
"文化" - Google ニュース
September 03, 2020 at 03:00AM
https://ift.tt/3hSnC6A
中国でSNS映えする大型書店急増 文化イベント開催で「コト消費」移行へ - SankeiBiz
"文化" - Google ニュース
https://ift.tt/33JSEW7
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "中国でSNS映えする大型書店急増 文化イベント開催で「コト消費」移行へ - SankeiBiz"
Post a Comment