自由でおおらかで、のびやかで。ときに見る者をクスッとくすぐるユーモアも。世俗をはなれて仙境に遊ぶ空気感が、池大雅(1723~76)の書画にはある。京都文化博物館(京都市)の「池大雅――文人たちの交流」展(22日まで)に足を運んだ。
中国の教養人たちの手になる文人画の、日本における大成者のひとりが池大雅。「山亭小酌之図(さんていしょうしゃくのず)」や「高士訪隠図屛風(こうしほういんずびょうぶ)」に展開する深山幽谷の、なんと濃密で涼やかなこと。緑のみずみずしさ、酒を酌み交わして談笑する高士たち。万巻の書を読み山野を巡ることをモットーとした大雅だけに、その世界は彼があこがれた理想郷に違いない。
「衆集図」は河原に立つ市の光景だろうか。幾人もがわらわらとうごめき、ブリューゲル作品にも似て見飽きない。思い思いにけんかしたり叫んだり。庶民の数だけある人生を活写した一コマだ。
猫みたいにまん丸な物体はあま…
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