新型コロナウイルスが文化芸術活動に大きな打撃を与える中、公益財団法人神戸文化支援基金は５月、兵庫県内で活動する団体にいち早く緊急支援助成を行った。助成先からは「明日からの希望につながった」との声が上がる一方、現場の厳しい状況が改めて浮き彫りとなった。
同基金は２００９年に設立。「市民の力で豊かな文化の土壌を築く」を理念として、一般からの寄付を元に活動する。新型コロナ感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言を受けて４月初旬、「いま立ち上がらなければ文化が社会から取り残される」と緊急助成を決めた。
対象は、兵庫県内で５年以上活動する芸術・文化関係の施設や団体。県を６地域に分け、それぞれの事情に詳しい選考委員の調査・ノミネートを経て決定した。５月中に選考を３回行い、その都度速やかに助成を実施。最終的に演劇、舞踊、音楽、美術などの計５３団体に１件あたり１０万～２０万、計９３０万円の助成を行った。「あまり知られていない地域の文化施設を掘り起こせたことも、今回の収穫」と代表理事の島田誠さんは語る。
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August 08, 2020 at 02:09PM
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コロナ禍で５３件助成、神戸文化支援基金の取り組み 地域の活動、見つめて育む - 毎日新聞
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