宇佐市の大分県立歴史博物館
2016年の熊本地震で甚大な被害を受けた熊本県益城町の文化財の保存・修復に協力した大分県立歴史博物館(同県宇佐市)は、特集展示「震災と文化財-熊本県益城町の歴史文化の復興-」を常設展示室で開催している。修復作業した豊臣秀吉の文書や約1500年前の鉄刀のほか、地震がきっかけで出土した縄文土器や祭祀(さいし)土器など33点を展示している。8月2日まで。
同館が修復作業を行った「水野家文書」は、肥後細川藩の家臣だった水野家に代々伝わるもので、地震によって保存していた住宅が倒壊。倉庫に移したものの、環境が劣悪で文書の傷みが激しくなったという。同町教育委員会は、文化財の保存修復に技術力を持つ同館に支援を要請。19年度に、200点におよぶ文書の殺虫、殺カビ処理を行ったという。
今回の企画展では、1591年に出された豊臣秀吉の朱印が押された知行安堵(あんど)状や、秀吉のおいで関白秀次が出した朱印状など貴重な文書も展示されている。
一方、大分県では鉄剣など金属製品の出土例が多く、同館は35年以上にわたり金属保存技術を蓄積。クリーニングやさび取り、脱塩処理など劣化防止措置を行った同町出土の鉄刀など4点も展示している。
町指定有形文化財で倒壊した千光寺千手観音像や古津森宮の影向石などを、大分県教育委員会職員らが調査した様子も写真パネルで紹介。また災害復興住宅建設予定地から出土した約3千年前の縄文土器や9世紀ごろの祭祀用土器20点も展示している。
休館月曜。開館は午前9時~午後5時。同館=0978(37)2100。
(吉川文敬)
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July 28, 2020 at 04:00AM
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文化財修復の成果展示 熊本地震で被災、益城町「水野家文書」など - 西日本新聞
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