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木造建築継承へ県が全国初の指針|NNNニュース - 日テレNEWS24

日本の伝統的な木造建築は、高い評価を受ける一方、後継者不足などで衰退が心配されている。そんな中、全国で初めて熊本県が、熊本独自の木造建築を継承するための指針を定めた。
松本茜記者
「こちらの柱や梁は金属を使わない伝統的な方法で建築されている」
職人の匠の技が生きる日本の伝統的な木造建築。中でも、熊本県独自の建築方法「くまもと型伝統構法」は高温多湿な熊本の気候に対応した「石場立」といわれる床下や大きなひさしが特徴だ。
県はことし2月、くまもと型伝統構法を継承するための指針を全国で初めて定めた。木造建築が敬遠される理由のひとつに、強度を保証する構造計算の難しさがある。今回の指針では、県産の木材の強度などをあらかじめ実験で確認し、こうした県産材を使用するなど一定の要件を満たした場合は計算の簡略化が認められた。
熊本県建築課・橋本知章さん。
「未来の熊本の建築産業を発展させていくということを考えて設計指針を作成した」
県は設計者を対象にした講習会を17日から始め、県内の技術者育成に努めることにしている。

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June 17, 2020 at 04:53PM
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