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高校文化部、揺らぐ“ひのき舞台” コロナで高総文祭ウェブ開催|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞

ウェブ開催が検討される高総文祭について報告を聞く演劇部の部員ら=25日、富士宮市の星陵高
第44回全国高校総合文化祭の主な県代表

 新型コロナウイルスの感染拡大で甲子園大会やインターハイなど高校運動部の全国大会が軒並み中止になる中、高校文化部の“ひのき舞台”も同様に大きく揺らいでいる。全国大会の開催方式変更や中止を受け、県内の生徒からは戸惑いと悲嘆の声が漏れる。
 全国高校総合文化祭(総文祭、全国高校文化連盟など主催)は、全国から生徒を集めない「ウェブ開催」を決めた。部門ごとの形式は検討中で、舞台発表の審査や、絵画・写真などの展示方法も大幅変更が予想される。
 星陵高(富士宮市)演劇部は、1月の関東高校演劇研究会で優秀賞に選ばれ、初の総文祭切符を得たが、作品発表・審査は映像による方式で検討が進む。部員たちは「生の舞台を届けられないのは悔しい」と表情は硬い。学校再開から1週間の25日には、小川香部長(3年)が部員約30人に状況を報告し、あらためて結束を呼び掛けた。ただ、強豪校を間近で見られない無念さは残り、後輩には「全国の舞台に立ってほしい」と願った。
 囲碁、将棋、小倉百人一首かるたの3部門は対戦を中止し、ウェブ交流を検討中。囲碁団体戦で県代表主将を務める藤枝東高(藤枝市)の北岡純さん(3年)は「心待ちにしていたので喪失感が大きい」と心情を明かす。
 ウェブ開催でも演劇や郷土芸能など舞台発表部門の成績上位校には、例年通り8月下旬に国立劇場で演目を披露する機会が与えられる見込み。日本音楽部門で3年ぶりの国立劇場出演を目指す三島北高(三島市)箏曲部は映像審査を見据え、6月上旬から3年生約20人の全体練習を再開する。渡辺ひまり部長(3年)は「どんな形にも対応できるようにしたい」と既に気持ちを切り替えた。
 一方、全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟など主催)は中止が決まった。昨年まで5年連続、計7回出場の浜松聖星高(浜松市中区)吹奏楽部の北井彩奈部長(3年)は悔しさをかみしめながら、「全国の吹奏楽部員も同じ気持ちだと思う。ほかの発表機会に向けて頑張りたい」と前を向いた。

 <メモ>全国高校総合文化祭 「文化部のインターハイ」とも呼ばれる、高校生にとって最大の芸術文化の祭典。全国から例年約2万人の生徒が開催県に集まり、競技や発表、展示などを行う。44回目の今年は高知県内で7月31日から8月6日まで23部門を実施予定だった。

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May 28, 2020 at 05:37AM
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