英国から来たジェームズ・クック船長がオーストラリアに上陸したのは、250年前、1770年の4月29日だった。もたらしたのは「文化の消滅」か、「繁栄と自由」への道筋なのか――。新型コロナウイルスの影響で記念行事は中止され、静かな節目となったが、歴史をめぐる論争は今も続く。(シドニー=小暮哲夫)
「私たちには言葉も司法もあったのに」
「低い雲か? いや、海に浮かぶ島か?」
大きな物体が、姿を現した。それは、現在のシドニー南部ボタニー湾に入ってきた英国の帆船「エンデバー号」だった。
拡大するオーストラリア国立海洋博物館に展示されているエンデバー号の復元船=シドニー、小暮哲夫撮影
4月は、湾内でボラが捕れる時期。小舟で漁をする先住民(アボリジナルピープル)がたくさんいたが、漁に夢中だった。気がついたのは、陸に残っていた人たちの方だった。
帆船から長い舟に乗り換え、陸に近づく様子が見えた。白い肌で奇妙な物に身を包む姿は精霊のようだった――。
シャイン・ウィリアムズさん(60)はクックらの上陸の様子を、父母からこんな風に伝え聞いてきた。湾の近くに住んでいた先住民集団、グウィーガルの子孫だ。
拡大するクックらの一団が上陸した沿岸に立つシャイン・ウィリアムズさん。この近くに住んでいた先住民の子孫だ。手前にあるのは、一団で最初に上陸したのはクックの妻のいとこだと記す碑=3月23日、シドニー南部ボタニー湾、小暮哲夫撮影
先住民の男たちが石を投げた。…
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May 04, 2020 at 03:19PM
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クック船長上陸どう評価? 文化の消滅か、繁栄と自由か - 朝日新聞デジタル
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