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坂 茂の歩みを体感する大回顧展が、大分県立美術館でスタート。 - カーサ ブルータス

「建築界のノーベル賞」と称されるプリツカー賞を受賞し、国内外の建築を多数手がける一方、東日本大震災の際に使用された《避難所用間仕切りシステム》の設計など災害支援活動でも知られる建築家、坂 茂。自身の設計した〈大分県立美術館〉の開館5周年を記念して、坂の長きに渡る活動を辿る大回顧展がはじまった。

〈紙の大聖堂〉 ©Stephen Goodenough

本展示は、館内の展示室とアトリウムエリアに渡って展開する、同館史上最大規模のものとなる。展示室エリアでは、これまで坂が手がけてきた国内外の文化施設や商業施設の数々を、精巧に作られたモックアップ(模型)や写真、映像資料で解説。竹を編んで作られた中国の伝統的な帽子から着想を得て設計した屋根が特徴的な〈ポンピドゥー・センター・メス〉や、木造グリッド構造のファサードが建物全体を覆うデザインがインパクト大のスウォッチ本社など、坂のこれまでの軌跡が一堂に会する。豊富な資料によって細部の構造や全体像に多角的に触れることができ、坂建築の魅力を十分に体感できる展示内容だ。

アトリウムエリアでは、坂が25年の長きに渡って行ってきた災害支援活動を紹介する。2011年の地震で崩壊したニュージーランド・クライストチャーチの大聖堂のために、紙管とコンテナを用いて設計した《紙の大聖堂》の1/10サイズの模型や、東日本大震災や2016年の熊本地震の際に使用された、避難所でのプライベートを保護するための《避難所用間仕切りシステム》の実物などが展示され、坂が建築という分野から如何に支援活動にアプローチしてきたのかを知る内容に。またこのアトリウムエリアは誰でも無料で観覧することができ、多くの人々が災害支援活動について触れるきっかけにもなっている。

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