21日
14時27分

3分30秒
広がるテレワークでも出社のワケ、“ハンコ文化”が障害に?
新型コロナウイルスの感染拡大で急速に広がっているテレワーク。しかし、今、日本特有とも言える仕事の文化が、このテレワークを邪魔しかねない事態となっているのです。
人気の少ない東京・西麻布。出社してきたのはIT企業に勤める東さんです。この日、出社したのは東さんだけ。会社ではテレワークを厳格に進めているといいますが、なぜ出社したのでしょうか。
取り出したのは、契約書などに押すハンコ・社判です。
「セキュリティーの関係上、印鑑を持ち出せないので、オフィスに来て押してます」(ベンチャーリパブリック 東さやか部長)
取引先の都合もあり、週に1回は出社してハンコを押さなければならないというのです。
「(決裁者は)印鑑を、押さなければいけない」(街の人)
「(会社に)押すだけのために、出社している人もいるんじゃないかと思う」(街の人)
街で聞いても、ハンコの為の出社は多い様子。そんな中・・・。
「ハンコを押すための出社をなくすために立ち上がったのは、ハンコを作っている文具メーカーでした」(記者)
“朱肉がいらないハンコ”でお馴染みのシヤチハタが開発したのが、パソコン上で書類にハンコが押せるシステムです。
「登録された印鑑は、実際の文書に捺印ができる」(シヤチハタ システム開発部 田中誠治課長)
社判を電子印鑑として登録し、どこにいても捺印できるこのシステム。実際のハンコのように自由に位置を決めて押すことができるほか、捺印一つ一つに固有のIDが振られているため、改ざんなども防げます。2月に新規の申し込みが2000件だったこのサービス、今月はすでに11万件に。
「決裁のために出社しなければいけないところを、このサービスによって少しでも減らしていければ」(シヤチハタ システム開発部 田中誠治課長)
民間で工夫が進む一方、政府からは・・・。
「Aという会社がはんこを省略してやりたいと思っても、Bという会社がそれをOKしないという状況なんだろうと思う。所詮は、民・民の話なので」(竹本直一IT相・今月14日)
政府も決裁などの電子化を進める中、会見で“所詮は民間企業同士の話”としたIT担当大臣。この発言を受けて、ある企業が動き出しました。
「決めました。GMOは印鑑を廃止します。」(GMOインターネットグループ 熊谷正寿代表のツイッター)
先週、トップ自ら宣言したのはIT大手のGMO。1月末から全ての従業員を原則テレワークに切り替えていますが、今後は取引先に電子契約の利用を要請していくということです。
「民・民で解決しよう。“コロナ禍転じて福となす”べく、一気にペーパーレスの完全徹底。印鑑の完全廃止、これに踏み切ろう」(GMOインターネットグループ 熊谷正寿代表)
徐々に見えてきたテレワークの課題。日本の仕事文化も大きな変化を求められています。
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April 21, 2020 at 06:05PM
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