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伝統建築、交流の場に 桐生で全焼の建物、有志再建 雑貨販売や週末催しも:栃木(TOKYO Web) - 東京新聞

斎藤直己さん(左)らスタッフの皆さん

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 群馬県・桐生の街のにぎわいにつなげようと、桐生市本町一の買場(かいば)通りに、明治期の木造建物を活用した交流施設「カイバテラス」が開業した。二〇一六年に全焼したものの、地元有志で構成する運営委員会などが出資して再建、開業にこぎ着けた。施設では飲み物や書籍、雑貨などを販売するほか、イベントスペースも設けて人が集まる場所をつくる。

 国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)にあるカイバテラスは、木造平屋の百平方メートル。幅広い世代を対象にした本や雑貨の販売コーナーを設け、弁当やコーヒーの提供、台所や座敷の場所貸しをする。毎週末にはイベントも開催する。

 カイバテラスは一八八二(明治十五)年の建設。織物を取り扱う物産売買所として使われ、戦後は店舗兼住宅を経て、交流施設「買場ふれあい館」になった。

 一九九六年からは、毎月第一土曜に開かれ、繊維製品や雑貨を売る青空市「買場紗綾市(さやいち)」の展示会場や交流施設として活用された。しかし、二〇一六年六月に火災で全焼し、運営委員会などが再建に向けて活動を続けてきた。

 運営委代表の斎藤直己さん(41)は「市内の若い世代には交流場所として、重伝建を見学する市外の人たちには観光拠点として活用してもらえれば。買場紗綾市も相乗効果で盛り上げたい」と意欲を見せる。

 買場紗綾市実行委の森寿作委員長(79)は「紗綾市は毎月一日だけの開催だが、カイバテラスはいつも開いている。コロナウイルスの感染拡大で大変な時期だが、時間をかけて浸透すればいい」と期待する。買場ふれあい館の元館長島崎英三さん(85)は「次につながる復活」と喜んだ。

 運営委は活動を支援するサポーターも募集し、五千円から十万円までの寄付金に応じ、コーヒー券やトートバッグ、キーホルダーなどの特典がもらえる。

 営業時間は午前十一時〜午後七時。土、日曜は午後六時まで。火曜日定休。問い合わせはカイバテラス=電0277(46)6550=へ。 (池田知之)

くつろげる和室 =いずれも群馬県桐生市本町で

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March 23, 2020 at 05:31AM
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