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佐竹氏800年 歴史と文化紹介 120年ぶり里帰りの仏像も 茨城県立歴史館:栃木(TOKYO Web) - 東京新聞

120年ぶりに“常陸国”に戻った「釈迦如来および両脇侍坐像」=水戸市の茨城県立歴史館で

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 中世の常陸国と近世の秋田藩を支配した大名・佐竹氏の歩みをたどる特別展「佐竹氏−800年の歴史と文化−」が水戸市の茨城県立歴史館で開かれている。常陸で五百年、秋田で三百年の栄華を誇った佐竹氏にゆかりのある武具や美術品、公文書など百点以上を展示している。

 目玉の一つは、国指定重要文化財の「釈迦(しゃか)如来および両脇侍坐(りょうきょうじざ)像」。釈迦如来を中心に文殊菩薩(ぼさつ)と普賢菩薩が並ぶ釈迦三尊像で、南北朝時代に佐竹氏の菩提(ぼだい)寺の清音寺に建立されたものだ。

 江戸時代に水戸藩主・徳川光圀が修復したとの記録も残る。明治期に清音寺と同じ臨済宗の方広寺(浜松市)に本尊として迎えられ、“常陸国”に戻るのは百二十年ぶり。歴史館の山口やちゑ館長は「佐竹氏が隆盛を誇った時代を、仏像から思い浮かべていただけたら」と話す。

 現在の茨城県ひたちなか市と東海村の海岸部で発掘された製塩遺跡や、那珂川と久慈川の上流域に分布する金山跡からの出土物など、常陸時代の佐竹氏を支えた産業にも光を当てる。秋田に移った後の佐竹氏が、常陸に家臣を派遣して先祖が治めた旧領を調査した事績なども紹介している。

 二十二日まで。月曜休館。一般六百十円、大学生三百二十円、満七十歳以上三百円で、高校生以下と身体障害者手帳などの所持者は無料。

 問い合わせは茨城県立歴史館=電029(225)4425=へ。 (宮尾幹成)

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March 02, 2020 at 06:04AM
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