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LOEWEが桑田卓郎を起用。日本の伝統に新風を吹き込んで。【2020-21AW パリコレ速報】 - VOGUE JAPAN

ロエベ(LOEWE)2020-21年秋冬コレクションの会場となったのは、パリ市内にあるユネスコ(国際連合教育科学文化機関)。白と黒にゴールドがアクセントに加わったフロアは、日本の市松模様を想起させる。

ジョナサン・アンダーソンは「ファッションと遊ぶことを愉しむ」をテーマに掲げ、感動を与えるオプティズムな服づくりに立ち戻り、新たなプロポーションを試みた。膨らんだ袖、タイトなウエスト、ドレープのあしらいは、どこか着物や袴のよう。「静と動」が際立つコレクションは、ジョナサンの手腕によって、ドラマティックな壮麗さを生み出している。

ハイライトとなったのは、「ロエベ クラフト プライズ 2018」で特別賞を受賞した桑田卓郎とのコラボレーションだ。彼が手がける陶芸作品がドレスや「フラメンコ」バッグのドローストリングに組み込まれている。桑田は、伝統的な陶芸に大胆な造形とポップな色彩表現を加えるアバンギャルドなアプローチで、見る人に驚嘆と楽しさを与えるキーパーソンとして、今回のショーのコンセプトを一層強めている。

1983年に初めて発売されたこの「フラメンコ」クラッチは、個性的な表情に生まれ変わった。ほかにも、昨シーズンにデビューした「バルーン」バッグには、新たな素材やカラーが仲間入り。知的な香りと遊び心が伴うロエベのバッグは、ますます世の女性を夢中にさせそうだ。

また、コレクションの生地は日本の工場と協働してゼロから作られている。粗さや光沢などさまざまな質感の共存によりコレクションにリズムが加わった。

以前、ジョナサンは来日した際のインタビューで、「日本には世界中のどこよりもクラフトを守ろうという精神がある。真摯に作品に向き合う彼らの姿勢には感動すら覚える」と話し、日本のモノづくりに対して大きな敬意を示していた。 今回のコレクションで、彼はクラフトとの新しい関係の探求を通して、ファッションの醍醐味である楽しさを教えてくれた。

Photos: Gorunway.com Text: Maki Saijo

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March 01, 2020 at 10:18AM
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