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ゆる~く広がる「マゴじろう」 豊橋市文化財センターのキャラ - 中日新聞

マゴじろうのイラストを手に話す、キャラを制作した菊池さん=豊橋市二川町の二川宿本陣資料館で

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 ちょんまげをつけ、首から謎の金のペンダントを下げた柿色の馬のキャラクターが豊橋市内で知名度を高めている。市文化財センターのキャラクター「マゴじろう」。生みの親は豊橋市二川町の二川宿本陣資料館の学芸員菊池直哉さん(44)だ。さまざまなイベントやチラシに登場するマゴじろうに迫った。

 くるくるした目が笑うと線のように細くなる豊かな表情。マゴじろうが誕生したのは二〇一三年のことだ。市文化財センターが設立されてほどなく「豊橋には歴史的価値の高い古墳や出土品が多くあるが、あまり知られていないのでは」と考えた菊池さんが、市民に親しみを持ってもらうため、キャラクターの制作を提案した。

 豊橋市で最も有名な古墳時代後期の「馬越長火塚(まごしながひづか)古墳」(石巻本町)と同町を中心に生産されている「次郎柿」にちなみ、柿色の「馬」のキャラクターを考案し「マゴじろう」と命名。首から馬具をデザインしたペンダントをぶら下げているのは、馬越長火塚古墳から金色の馬具が出土されたから。時折、髪飾りにちょこんと添えられているのは次郎柿だ。

 もともと趣味でデジタル絵を描いていた菊池さん。「なんとなく、ゆるっと描いてみたキャラクターが、いろんなイベントなどのチラシに使ってもらえるようになった」と笑う。特段の設定はなく、決まっているのは、名前と性別(男)、好物が次郎柿ということくらいという。

 豊橋市のこども未来館ここにこであったイベント「発掘されたもようとかたち展」でも、マゴじろうが大活躍。十四日に会場を訪れた園児たちは、マゴじろうのイラストが使われたすごろくや、塗り絵、パネルなどに「かわいい〜!」と声を上げていた。

 菊池さん以外の市文化財センターの職員たちは現在、「いつか着ぐるみを作りたい」とその機会を狙っているらしい。菊池さんは「なんとなく作ったキャラクターが、少しずつ広まって不思議な気持ち。これからもちょっとずつ皆さんに育ててもらえれば」と、控えめに、しかし、温かく、キャラクターの成長を見守っている。

 (昆野夏子)

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