日本のファッションブランドのコムデギャルソンが、黒人に多く見られる髪型のかつらをファッションショーで白人モデルに着用させ、「文化の盗用」との批判が起きている。
コムデギャルソンは17日、パリ・ファッションウィークに合わせて男性服の秋冬コレクションのショーを開催。白人モデルがコーンロウ(多数の細い三つ編みでつくる髪型)のかつらを着け、ステージを歩いた。
これに対し「不快だ」、「日本の前衛ブランドは後戻りしたらしい」などの批判の声が、ソーシャルメディアであがった。
コムデギャルソンは以下の声明を出したと、オンラインメディアのデイズドが伝えた。
「コムデギャルソンの男性服の秋冬2020年ショーで使ったかつらの着想は、エジプトの王子の外観から得たものだった。誰かを見下したり傷つけたりする意図は決してなかった。不快な思いをさせたことに深く心から謝罪する」
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「敬意を表したもの」
かつらを担当したヘアスタイリストのジュリアン・ディス氏は、自らのインスタグラムで批判に応えた。
「コムデギャルソンのショーの着想はエジプトの王子から得たもので、本当に美しく感動的だと思ったスタイルだ。敬意を表したものだった」
「誰かを不快にさせる意図は決して、絶対になかった。もし不快にさせたなら深く謝罪する」
この投稿には「いいね!」が2000件以上ついたが、コメント欄には否定的な意見が多くみられた。
Devinpink67(アカウント名)は、「ハンサムで濃い色の肌のモデルには似合うが、隣や後ろにいる他のモデルには冗談で、しっくりこないしばかげて見える。ブレイズ、コーンロウ、ツイスト、バントゥノット、アフロパフ、アフロ、スリックトベイビーヘアは、繰り返すが黒人文化に関係したものだ」とコメント。
Kharileigh(同)は、今後こうしたことを防ぐため、自らのものではない文化から着想を得たときは、その文化を知っている人から助言を受けるよう提案し、こう続けた。
「エジプト文化を文化的に盗用する意図はなかったかもしれないが、実行に移したときの注意と認識の不足は極めて危険で、そのために文化的盗用と考えられている。教育だけがこうした状況を防げる。ここから学び、それを出して行ってほしい」
モデルの選択で2年前にも批判
コムデギャルソンは日本人デザイナー、川久保玲氏が設立。2018年には、女性服のショーに登場するモデルの選択に多様性の視点が欠けているとして批判を浴びた。
BBCは同社にコメントを求めている。
(英語記事 Row over white fashion models' cornrow wigs)
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January 18, 2020 at 11:59PM
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コムデギャルソン、ショーのかつらに「文化の盗用」と批判噴出 - BBCニュース
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