映画『閉鎖病棟-それぞれの朝-』の初日舞台挨拶が1日、都内で行われ、主演の笑福亭鶴瓶、共演の綾野剛、小松菜奈、坂東龍汰、渋川清彦、小林聡美、メガホンをとった平山秀幸監督が登壇した。 本作は、帚木蓬生氏の山本周五郎賞受賞作「閉鎖病棟」の映画化作品で、生きづらさを抱える人々に贈る“優しさ”が現代人に一石を投じるヒューマンドラマ。鶴瓶は死刑囚でありながら刑の執行が失敗し、今は精神科病棟にいる男・秀丸を、綾野は秀丸と心を通わせる患者・チュウを、小松は父親からDVを受け精神科病院に入院する女子高生・由紀を演じる。サブタイトルにかけて、今朝の気分や出来事を交えた挨拶を求められると、鶴瓶は知り合いの一般人からたくさんメールをもらったそうで「嬉しくて目覚めがよかったです」と声を弾ませた。綾野は「それぞれの朝ということで朝は何をしたんですか?」と追及。これに鶴瓶は「司会者2人おんの?」と戸惑いつつも、「ウチのやつとスムージーを飲んで、起きるという選択肢しかないやろ!」と返答。そんな綾野は「ようやくこの作品が公開されて、たくさんの優しさを皆さんに受け止めていただけたらなと思っております。今日は僕、朝はブロッコリーを茹でて、ささみを茹でて…以上ですね」と明かし、「今はそういう時期なんです。なんとなく見て軽薄な感じが出てると思います。チュウさんどこにもありませんが」と説明。加えて綾野は、MCを務めた笠井信輔アナウンサーを「笠井さん、やっぱりフリーになられてすごく堂々とされていて、今日もいいですね」とイジって笑いを誘った。そして、小松は「今日は初日が迎えられて、こうやって多くの方がこの映画を待っていてくださってすごく嬉しいです」と目を輝かせ、「今日の朝は、数日前に海外から帰ってきて、時差ボケが今すごくて、起きるのが辛くて、8時に目覚ましをセットしたんですけど、起きたのが12時くらいで(笑)。そんなボケボケとした朝を過ごし、お母さん手作りのピクルスを食べてきました」とほのぼのエピソードを打ち明けて会場を和ませた。
綾野剛、鶴瓶の体型に苦言?
また、本作を撮影するにあたり、体重を減量したという鶴瓶は、今現在の体重について聞かれると「えっ…(笑)。今日このスーツをスッと穿こうと思ったらズボンが入らんと、寝ながらクーッと入れてます」と告白して笑いを誘い、「ちょっと太りましたね。今日も計ってますけど、1.4kg戻っただけで、そんなに戻ってないです」と白状。体重を維持している理由を問われ「舞台挨拶までとにかく痩せたままをお見せしたいと思ったんですけど、今、落語のツアーをやっていて打ち上げばかりやっているので、みんなで飲むので。でも1.4ですね。あかんの?」と言い訳をすると、綾野は「1.4ですか…。なるほど。結局のところ1.4kg増えているわけですよね。なるほど…」と不満げな様子を浮かべ、「いいんじゃないですか。1.4kg太って初日舞台挨拶を迎えて。意識の問題だと僕は思います」と苦言を呈して会場を沸かせた。さらに綾野は「重い映画なんじゃないかとか、不安定な作品なんじゃないかとか、タイトルからビビットなイメージを持たれてしまうんですけど、この作品を見た友人からは『こんなに優しい映画だとは思っていなかった』と。普段泣かない友人がすごく泣いてデトックスになったって言っていて、デトックス効果のある映画なのかなと思ったんですが、鶴瓶さんはデトックスではなく増えたということで。以上です」と追い打ちをかけると、鶴瓶は「なんでこないイジられないといけないん。俺、主役やで!」と口を尖らせた。また、撮影現場の状況について聞かれた小松は「私の役は1人のシーンが多かったので、すごく孤独な時間も多かったですし、とにかく自分がこの役を演じ切ろうという気持ちと、怖いなと背を向けてしまう気持ちの両方があって、現場の中でも支えがありましたし、役でもチュウさんや秀丸さんだったり、フタッフさんや監督さんだったり、改めていい現場だったなということと、愛がある現場で恵まれていてよかったです」と笑顔を見せた。イベントの最後には鏡開きが行われ、本作にちなんだ“きんつば”が樽の中から登場すると、キャスト陣は目を丸くしていた。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】
2019-11-01 10:35:58Z
https://mdpr.jp/cinema/detail/1890291
Bagikan Berita Ini
0 Response to "綾野剛、体重維持できなかった鶴瓶&フリーに転身した笠井信輔アナをイジる<閉鎖病棟> - モデルプレス"
Post a Comment