食物アレルギーを持つ人が心配なく食べられる新しいスイーツをつくりたい――。食肉最大手・日本ハムのグループ会社が試行している。コラボの相手に選んだのは、全日本空輸(ANA)の現役客室乗務員(CA)たち。商品開発の流れをつくったのは、CAが漏らした一言だった。
山形県酒田市にある東北日本ハム。日ハムグループで唯一の食品アレルギー対応工場を持ち、ハンバーグやハム、ソーセージなどのほか、米粉を使ったパンやパスタ、揚げ粉などをつくっている。
同社の落合貴浩社長(54)には悩みがあった。「ウチはパンやスイーツも作っているが、どうにも3K職場、男の職場、というイメージがついて回り、求人では女性から敬遠されてしまうことが多い」ことだった。
そこで思いついたのが、女性研究開発チームに新商品をつくってもらい、会社全体のイメージアップにもつなげられないか。コラボできる「助っ人」はいないか……。
白羽の矢が立ったのが、航空…
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