同社はレコード全盛期の1976(昭和51)年に創業。82年から国内唯一の工場として、マスター盤の製造を始めた。アルミ製の円盤を研磨して特殊な塗料でコーティング。音質に直結するため、細部まで高い品質が求められる。温度や湿度を管理し、反りや傷、ほこりなどがないよう1枚ずつ手作業で製造。主に直径約35センチ、25センチを扱う。
ただCDの普及に押され、アナログレコードの生産枚数は減少。日本レコード協会(東京)によると、80年代後半をピークに国内生産量は2010年に10万5千枚まで落ち込んだ。奥田憲一社長(72)は、撤退すべきか迷ったが、わずかでも受注があるなら―と、製造を続けてきた。
アナログレコードは近年、欧米を中心に根強い支持を集め、国内生産も回復傾向。奥田社長は「レコードは若者には新鮮で、年配者には懐かしさがあるのではないか」とみる。国内の人気アーティストによるアナログ盤のリリースも増えつつある。
米国で発生した火災で、世界で唯一のマスター盤製造業者になった。海外から生産について問い合わせが相次ぎ「製造業者として責任を感じるようになった」と奥田社長。生産枚数を増やし、現在は月平均約1万2千枚を国内外に出荷。「生産体制を強化し、レコード文化を守っていきたい」と意気込む。
(9月4日)
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September 04, 2020 at 06:39AM
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世界で唯一「マスター盤」製造 宮田のパブリックレコード 音楽文化支える - 信濃毎日新聞
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