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「地方から文化支える」平田オリザの豊岡演劇祭 - 日本経済新聞

開催発表記者会見に出席したフェスティバルディレクターの平田オリザ(右)と中貝宗治・豊岡市長

開催発表記者会見に出席したフェスティバルディレクターの平田オリザ(右)と中貝宗治・豊岡市長

劇作家・演出家の平田オリザがフェスティバルディレクターを務める「豊岡演劇祭2020」が兵庫県豊岡市で9月9~22日に開かれる。今年が初めての本格開催となる。平田は豊岡に移住し、主宰する劇団青年団の拠点も豊岡に移した。「5年以内にアジア最大の国際演劇フェスティバルにする」という目標を掲げて準備を進めてきた。

新型コロナウイルスの影響で海外劇団の招聘(しょうへい)を中止するなど当初計画からは国際色を薄めた内容での開催となる。公式プログラムでは青年団による3作品や平田が作曲家の中堀海都と共作する室内オペラを上演するほか、今年の岸田国士戯曲賞を受賞したQの「バッコスの信女―ホルスタインの雌」(作・演出、市原佐都子)など話題作がそろう。

平田は開催にあたり「文化のバックアップ機能を果たしていきたい」と意気込んでいる。コロナ禍で日本の文化芸術の多くを担う大都市圏での活動が大きく制限されている。そんな状況の下、平田は「製造業が非常時の事業継続を想定してサプライチェーンを構築するように」、演劇祭を国内の文化の営みを地方から支えていく場と位置づける。

市内のスキー場や海岸などを舞台として公募作品を上演する「フリンジプログラム」では、上演団体に支援金を支給するほか、アーティストが無料あるいは格安で滞在できる制度も整えた。今春以降にコロナ禍の影響で中止を余儀なくされた作品の上演機会として活用してもらう。東京など感染が拡大している地域から参加するアーティストやスタッフにはPCR検査を義務付けるほか、チケットはまず地元但馬での限定販売とし情勢を見ながら販売地域を広げるなど柔軟な対策を講じながら開催を目指す。公演のネット配信も準備中だ。

(佐藤洋輔)

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August 04, 2020
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