2013から2017年までレアル・マドリーの医療責任者を務めていたヘスス・オルモ氏が、当時のことを振り返っている。
オルモ氏はレアル・マドリーで、常に論争の的となった人物だった。2014-15シーズン途中、フロレンティーノ・ペレス会長から医療体制に関する全権を与えられたオルモ氏は、10年以上にわたってクラブの理学療法士を務めていきたペドロ・チュエカ氏を辞めさせるなどの決断を下していき、選手たちと衝突。最終的に重鎮選手たちがゼネラルディレクターのホセ・アンヘル・サンチェス氏と話し合いの場を持ち、オルモ氏は2017年にクラブを去ることになった。
オルモ氏はスペイン『イデアル・デ・グラナダ』とのインタビューで、自身が構築したクラブの医療体制について説明。「改革的」な体制を築き、選手たちを扱う時間を飛躍的に増やしたという。
「レアル・マドリーにあった体制はとても伝統的なものだったから、私は改革的な変化をもたらした。ドラスティックな変化をね。私は選手たちが最高の成果を引き出せていないと考えた。だから彼らのフィジカル、生理学的なところを改善すれば、再び勝てるようになるとの確信を得たんだ。そのために理学療法の部屋をより大きくして、新たなプールや回復施設をつくり、メディカルチームを14人まで増やした。私が責任者だった時代には、健康な選手たちと4時間にわたって働き、負傷者たちにはさらなる時間を費やした」
しかしオルモ氏の徹底的な管理方法は、選手たち、また監督たちにとって満足のいくものではなかったようだ。
「良い経験だったよ。確かに私のチームは通常よりも大きな役割を務めることになった。選手たちと長時間にわたって一緒にいたが、そうしたことが不信感を生じさせることもある。監督たちは伝統的にすべてを管理することを望んでいるが、自分が築いた体制において、私は監督と同等のレベルで管轄する場所を統率していた」
「私は自分のやり方を信じ、守り抜こうとしたが、ストップをかけられてクラブを去ることになった。私はその決定を尊重した。自分が選手たちのフィジカル面について、かなり関与していたことは事実だった。私が批判されていたことは事実としか言えないが、しかし、それでも私たちはチャンピオンズで3回も優勝を果たしたんだよ」
オルモ氏はレアル・マドリー主将DFセルヒオ・ラモスとの間に生じた対立関係も正直に告白。しかし、それはあくまで陰湿なものではなく、プロフェッショナル同士のオープンな衝突であったことも強調する。
「セルヒオとの関係は特別だ。私たちの間には大きな対立が存在していた。彼は私と同じように、真っ向から物を言う人間だからね。私は彼にとっては適切ではないことを行なっていたんだ。説明はしたんだが、私たちは互いを尊重しながらも自分たちの立場を守り続けた」
「私たちの間には意見のすれ違いがあったが、プロフェッショナル同士の関係としては良好だった。私たちは互いに敬意を持っていたし、彼は私の指針に信頼を寄せ、負傷したときには私の言うことを行なった。彼とは今も良い関係にあるし、彼は私と近しい関係の人間と今も一緒に働いている。もし彼に手を差し伸べなければならないのならば、そうするよ」
「私は誰のことも恨んでいない。これまでのように仕事をし続けることができないとクラブから言われ、私は去ることになった。私は重要な人間ではないし、レアル・マドリーは自分のことを5分と考える必要だってないんだ。クラブは個人よりもずっと大きい存在なんだよ」
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June 09, 2020 at 07:28AM
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