県内の文化施設は大半休館 商業施設は対応割れる - 神戸新聞

　新型コロナウイルス感染拡大防止の取り組みを重点的に進める「特定警戒都道府県」に指定された兵庫県内では、美術館や博物館、劇場、映画館など主な文化施設が休館している。緊急事態宣言直後は一部施設が開館していたが、１７日現在、大半の施設に広がった。生活必需品を扱うスーパーやコンビニ、ドラッグストア、ホームセンターなどの多くは営業を継続している。（まとめ・津谷治英、大久保斉）

　文化施設では、宣言期間の５月６日までを休館とするケースのほか、翌日が休館日で７日まで休みとする施設もある。

　また、宝塚大劇場（宝塚市）は劇団員の練習も休んでおり、再開後の舞台準備などを考慮し、６月末まで公演を休む。映画館も今後の展開が読めないため、当面休館とする所が多い。

　一方、商業施設では、宣言を受け「プレンティ」（神戸市西区）と「須磨パティオ」（同市須磨区）が食料品店など一部を除いて休業。百貨店は、全館休業する店舗と食品売り場に限定して営業を続ける店舗に分かれる。

　多くのテナントで構成される複合商業施設は、入居する店舗によって営業状況が異なる。同じく複数のテナントを擁するファッションビルやアウトレットモールは休業が目立つ。

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