
CBCテレビ
「カンゾカシキ」と呼ばれる和紙作りの伝統的な作業に、和紙づくりが盛んな愛知県豊田市小原の小中学生らが挑戦しました。
「カンゾカシキ」とは、コウゾの木を蒸して、和紙の原料となる皮を剥ぎ取る作業のこと。
小原地区では「コウゾ」が「カンゾ」、蒸す機器の「コシキ」が「カシキ」に変化して「カンゾカシキ」と呼ばれるようになったといいます。
17日は、地元の小中学生56人が参加し、大きなかまどにかぶせた桶を引き上げると、湯気の中から蒸し上がったコウゾが姿を現しました。
生徒らは、コウゾの皮が冷える前に、破れないよう慎重に皮を剥ぎ取りました。
「(木の)皮を見ると(和紙になるのが)意外」
「職人の人たちは手間をかけている」(参加した児童)
剥いだ皮は、このあと寒風にさらして乾燥させ、不純物を取り除いてから紙漉きされます。
完成した和紙は、豊田市内の中学校の卒業証書などに使われるということです。
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January 17, 2020 at 04:18PM
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