約50分で、五つの舞や神事を実演し、五穀豊穣(ほうじょう)などの神様「天伯(てんぱく)」などの面(おもて)が登場。神様の居場所としてかまどの上につるす「湯の上」も再現した。会場のホールでは水や火は使えず、「水王(みずのおう)」「土(つちの)王(おう)」の面を被って釜の中で沸騰した湯を素手ではじく「湯切り」は、加湿器の蒸気で湯気を表現。実際とは違う環境でも、湯切りの瞬間は、本番さながらの緊張感が走った。
地元に江戸時代中期から続くとされる「中之又(なかのまた)神楽」があるという宮崎県木城(きじょう)町出身の中武久子さん(78)=同県高鍋町=は、初めて見た霜月祭りに「九州の神楽よりゆっくりで印象に残った」。水王を演じた古瀬智也さん(37)=飯田市=は「本物のお祭りみたいな感じだった」と振り返り、「祭りの担い手不足という課題は九州と遠山で共通する。イベントを機に無形文化遺産登録に近づけばいい」と話した。
(1月20日)
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January 20, 2020 at 06:28AM
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飯田・遠山の霜月祭り 「湯立て神楽」披露 無形文化遺産目指す宮崎のシンポに参加 - 信濃毎日新聞
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