<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>
阪神は今オフ、5人の新外国人を獲得して過去最多の助っ人8人体制で20年シーズンに挑む。来る者あれば、去る者もあり。昨季加入し、セットアッパーとして大活躍した右腕ピアース・ジョンソン投手(28)もまた、その1人だ。
昨季は58試合に登板。防御率1・38、40ホールドの成績を残した。他球団の打者たちも絶賛する代名詞「パワーカーブ」を武器に、チームになくてはならない存在だった。「PJ」の相性でチームメートやファンから親しまれ、紳士的な言動や爽やかな笑顔はナイスガイそのもの。日本での活躍が評価され、パドレスと2年500万ドル(約5億5000万円)で契約合意。今季はメジャーに戻ってプレーする。
そんな最強助っ投の活躍を願いながら、彼の姿に外国人が日本で活躍する秘訣(ひけつ)を探ってみた。
昨年のシーズン中、ジョンソンに日本の印象を聞いたことがあった。「人々がお互いのことを考え、相手に敬意を持って接してくれる。全く知らない人に対してもそうだね」。雑踏の街中ですれ違い様に人とぶつかると、アメリカでは無反応。でも、日本では「すみません。すみません」などと声をかけられるという。「そういう文化をすごく気に入っている。いいところだね」と、好印象を抱いていた。
時間感覚に関しても、感心していた。待ち合わせなど「日本の人はキッチリしている」。自身も集合場所に早めに着くタイプだそうで「自分も『遅れるよりは早めに』という風に思っている。『1分遅れるよりは1時間早く着く』。そんな性格だから、そこは合ってるかもしれないね」。試合日でも、準備は欠かさなかった。グラウンドに出る前に室内練習場で入念にストレッチを行う。練習後もトレーナーに見てもらい、登板後もエクササイズで体をケアしていた。飛び込んだ異国でその文化を理解、尊重する。その上で自らとマッチする部分を見つけていた。
昨シーズン終了後、女房役の梅野もジョンソンの真面目さを認めていた。これまで見てきた中で勤勉だった助っ人を聞くと「ランディ(・メッセンジャー)もそうだけど、ジョンソンかな。すごく『(自分を)知ってほしい』という気持ちがあった。だから俺も『知りたい』という気持ちになった。そうなると、そういう風なコミュニケーションに自然となってくる。だから、いい結果も出たんだと思う」。バッテリーで互いを分かり合い、信頼を強まった。
新外国人にとって、日本文化にマッチするかは重要なポイントだ。くしくも、4番候補のボーアはイチロー氏を尊敬し、過去に神戸も訪れている。右の大砲サンズは、元同僚のジョンソンから日本での生活について聞いているという。その他、先発候補の右腕ガンケルは親交のあるヤクルト・マクガフから日本野球の情報を収集済み。セットアッパー候補の右腕エドワーズは「藤川投手につなぐ役割を全うしたい」と、守護神の名前を口にする。ソフトバンクから加入の右腕スアレスは言うまでもなく、日本でのプレー経験が生きるはずだ。
残留組のマルテ、ガルシア、呂彦青を含めて球団史上初の8人体制で迎える今季。PJ級の活躍を見せる助っ人が何人出てくるのか-。彼らの成績がチームの成績を大きく左右する。【阪神担当 奥田隼人】
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